特別名誉市民 ~ 木接太夫

【10月3日(月)】 私が委員長を務める総務常任委員会で、(坂上頼泰公を顕彰することを目的とする)議案第123号「宝塚市名誉市民の決定につき同意を求めることについて」を審査いたしました。
「頼泰公を顕彰すること自体は賛成だが、500年前の人物を”名誉市民”とすることには違和感がある。”郷土の偉人”など、別の顕彰を考えるべき」などの意見が出て、12月議会への継続審査となりました。
マスコミも関心を持ってくれているようで、TV局のカメラが入りましたし、記者からは継続となった理由の問い合わせが多数ありました。
坂上頼泰(さかのうえよりやす)公は、源満仲から山本郷を委ねられた初代坂上頼次(坂上田村麻呂から7代目)の子孫として、永正11年(1515年)に生まれ、花木を育培する中で「接ぎ木の術」を発明し、園芸界に不滅の功績を残しました。その功績により、1593年に豊臣秀吉から「木接太夫」の称号を与えられています。
我が国の園芸の発展に大きく寄与し、(宝塚)山本地区を千年の歴史を誇る「日本三大植木産地」として発展させた功績は多大なため、何らかの形で顕彰すべきだと思います。

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【追加報告】 12月議会では市長が議案第123号を取り下げ、新たに「特別名誉市民」を設けるために現行条例の改正議案を提出。審議の結果、可決され、次いで坂上頼泰公を特別名誉市民とすることに決しました。