政策

本市は今後の大型支出として、NTN跡地取得(約18億円)、花屋敷グラウンド整備、既存建物撤去(約5億円)、中央公民館新設(約16億円)、ガーデンフィールズ跡地取得(約15億円)、市立病院放射線治療装置・建物建設(約13億円)、国民健康保険事業(約17億円)、新ゴミ焼却炉建設(約150億円以上)等、を予定しています。

加えて、老朽化した公共施設の大型修繕や、施設統廃合の費用を考えると、今後本市にかかってくる財政的負担は膨大な額にのぼります。
福祉支出、生活保護費などの「民生費」は平成14年度166億円だったのが、平成25年度には291億円に増大しており、その影響で道路整備支出などの「土木費」は平成14年度157億円だったのが、平成25年度には62億円にまで激減しているのです。最近、本市の道路が荒れていることに気づかれた方も多いのではないでしょうか?

大河内茂太

本市が健全な財政を取り戻し、サスティナブル(持続可能)な社会を実現するためには、少しでも支出を抑制する工夫や改革が必要である反面、少しでも多くの歳入を確保する工夫や改革が必要です。
ただ、支出の抑制や歳入の確保にばかり気を取られて、最低限必要な行政サービスが疎かになってはいけません。
財源を確保しながら、バランスの取れた行政サービスを提供していく経営が求められています。

宝塚市の市税収入は大部分(約86%)が1.個人市民税収入、2.固定資産税収入のため、本市財政の悪化を食い止めるためには、1.生産年齢人口の維持、2.地価の維持が不可欠です。そのためには1.子育てNo.1のまちを実現して若い家庭の流入と定着を促すこと、2.輝く宝塚ブランドを維持・発展させて地価の下落を防ぐことが重要です。
あたたかいまちづくり
また、歳出を抑える工夫をしたり、公共施設の統廃合を進めることで3.健全財政のまちづくりを推し進めなければなりません。行政では手が届かない部分は4.共助・協働で補い、子育てがし易く、高齢者が孤立しない、あたたかいまちづくりを目指します。

子育てNO.1のまちづくり

働くお母さんの味方
  • 保育所待機児童ゼロ、育成会待機児童ゼロの実現
  • 病児・病後児保育の拡充
少子化ストップ
  • 第三子以降の保育料を一律無料化へ
  • 無料もしくは低料金の公設結婚相談所を実現
教育の再生
  • 自然の中で育む幼児教育(森の幼稚園)のエッセンスを取り入れて、人間力・生きる力を育成
  • 小中一貫校の実現を契機とする学校再編(過大規模校・過小規模校の解消)
  • 思想的偏りのない中立健全な教育の実現
問題を抱える子どもの味方
  • いじめ、ひきこもりの防止、解決へ向けたサポート体制の構築
  • 発達に障害を持つ児童・生徒へのケア、サポート体制の拡充

輝く宝塚ブランドの維持・発展

住宅環境の向上
  • 道路交通状況の改善、道路等施設の維持保全を強化
  • 緑視率導入など地域の住宅環境向上へ啓発強化
芸術・文化都市の再生
  • 市民が芸術に親しみ、生み出し、若手芸術家を育む拠点の整備
  • 活動スペースの整備等で市民の文化活動を強力にサポート
国際観光都市の再生
  • 大型バス駐車場の整備等による外国人観光客、団体観光客の誘致
  • 温泉施設を伴う宿泊施設の誘致などで泊まり観光客を拡大

計画的な財政運営のまちづくり

過剰な公共施設の計画的な削減
  • 実効的な公共施設マネジメントの策定及び実施
法人税収向上への取組み
  • 助成・税優遇措置等、市内起業をサポートする体制の構築
  • 例えば宝塚大劇場分社化などによって本社機能を誘致する提案

共助・協働のあたたかいまちづくり

共同体の再生
  • 助成・税優遇措置等、近隣住を含む多世代家族の拡大を促す施策の実施
  • 地域コミュニティによる見守りの実施など、高齢者が孤立しないための取り組みを啓発、サポート
  • 地域防災力を強化
教育の原点回帰
  • 地域住民が学校運営の一部を担うコミュニティスクールの実現

大河内しげたのこれまでの取組み

以下に、私が1期4年間で取り組んだ事の一部をご紹介します。
私単独で実現できたもの、会派の力を借りて実現できたもの、議会全体として取り組んだものもあります。
いずれにしても積極的な提案をすることで市政を改革できる手ごたえを感じています。

宝塚の観光都市、文化都市としての魅力を向上させる取り組み(一部実現)

  • 温泉街復活の具体的提案
  • 市内公園面積の拡大要望
  • 緑視率向上の提案
  • 中心市街地での大型観光バス駐車場の整備
  • 歌劇のまち条例の制定
  • フェイスブックを利用した市HPの提案など

子育て優良都市実現への取り組み(一部実現)

  • 教師の敷地外喫煙問題
  • 栄養教諭の学校間格差問題
  • 給食など食育向上の提案
  • 「森の幼稚園」の取り組み提案
  • 図書館の充実提案
  • 小中一貫教育推進による学校再編の提案
  • 市の伝統文化や伝説などの承継提案

行財政改革への取り組み(一部実現)

  • 看護学校民営化、事業仕分け等による行政スリム化の提案
  • 給食会計公会計化
  • 市職員給与削減に向けた取り組み
  • 市職員勤務評価の改善要求

議会改革への取り組み(一部実現)

  • 議員報酬削減(7.8%減)
  • 議員定数削減の提案
  • 委員会インターネット中継の提案
  • 議会報「かけはし」の紙面リニューアル
  • 議会報告会の改善など

市民の声を拾う取り組み(すべて実現)

  • バス道路に接続する危険な急傾斜道路の傾斜緩和
  • 公園内の危険な階段の改良
  • 公園ベンチのリニューアル
  • 「あじさいロード」開通に向けた取り組み
  • 危険な通学路への防護柵の設置
  • 滑りやすい側溝蓋の改良
  • 安全啓発看板の設置

保守系議員としての取り組み

  • H20従軍慰安婦意見書を事実上撤回する決議
  • 議場での国旗・市旗掲揚の実現
  • 国指定道徳副読本の家庭への持ち帰り
  • 自衛隊伊丹駐屯地へのトライやる・ウィーク派遣の実現
  • 中学校歴史教科書選定に関する公平性確保の要望など