学生インターンとの市内巡回活動、調査活動など。
10:00~ 産業建設常任委員会(景観計画について)
景観条例の制定に伴って、パブリックコメントの募集を行っています。
今後の景観計画の策定にあたっては、いままで各自治体個別の対応だった「緑視率」を全市的に基準化する方針です。昨年の一般質問で私は西宮市の目神山町の事例や宝塚市の野上自治会の例をあげて、「緑視率」の全市的な導入を強く訴えました。このたびの行政の方針は大変評価できるものと思います。
昨年9/28、10/6、10/12の活動報告等に「緑視率」導入への熱い提言を掲載しておりますので、ぜひご高覧ください。過去ログへはブログ左横のバナーから簡単にアクセスできます。
視察2日目は「緑と花と彫刻のまち」を標榜する宇部市を訪ねました。
宝塚市も「花と緑のまち」を標榜し、中心市街地には数点の近代彫刻を配置している関係で、まちづくりのテーマが類似する先進都市の視察となったわけです。宇部市を軽く見ていたわけではありませんが、正直なところ、緑と花と彫刻のまちづくりの想像を超える規模に圧倒されました。豊かな緑の中に点在する200以上の彫刻を鑑賞しに宇部市を訪れる観光客が増えています。
宇部市発展の礎は、明治期以降の石炭産業の振興により築かれ、その後の戦災で市街地の大半が焼失したものの、まちの復興にかける市民の熱意により、順調な戦後復興を遂げました。
この市民のまちづくりへの熱意は、その後の都市緑化や公園整備になどに幅広い展開を見せ、特に彫刻によるまちづくりに関しては、国内有数の歴史と権威を誇る「UBEビエンナーレ」の開催をはじめ、市内随所への彫刻の作品の設置など、宇部市固有の情景を醸成しています。
まちのメイン道路である国道190号線沿いに花壇を設置し、それぞれのエリアに所属する団体が美しい花壇の作成に勤しんでいます。「花壇コンクール」を年2回実施することで、約150もの団体が腕を競い合う状況が生まれているのです。春はキンセンカ、秋はサルビア、マリーゴールドの花が道路、公園、学校、事業所などで咲き誇り、まちの彩となっています。
宝塚市でも花壇の設置は市民との協働で推進していますが、コンクール等の「競争」によって、さらに市民の力を引き出す宇部市の取り組みは新鮮なサジェスチョンを与えてくれました。
老朽空き家対策事業(除却)その他の先進事例を視察するために長崎市を訪れました。
老朽空き家は衛生面で問題があり、また倒壊の危険が高いため、早急な除却(取り壊し)処理が望まれます。
所有者が売却処分できればよいのですが、それが叶わない場合には自費で除却しなければならず非現実的です。そこで、一定の基準を満たした場合、所有者が土地建物を市に寄贈して、それを市が除却処理します。
写真をみれば、除却前の様子と除却後の様子がはっきりとわかります。長崎市街地は坂に民家が密集して立ち並んでいるため、除却後は風通しがよくなり、採光量も増えたとのことです。密集地に「広場」が生まれることで、地域のコミュニケーション促進にも資するでしょう。
宝塚市も高齢化の影響で空き屋が増えており、老朽化した危険な空き家が散見されますので、それらを市が除却できるような制度の整備が必要です。
AM 会議、その他。
PM 昨日順延となっていた「宝塚灯篭流し」に参加しました。年々参加者が増えています。まだ始まって10年も経たないイベントですが、涼やかな夏の風物詩になりそうな気がします。
その後、地域の盆踊り会場へ。盆踊りがはじめてできたのは平安時代。念仏踊りが、盂蘭盆(うらぼん)の行事と結びつき、精霊を迎え慰め、彼岸に送り返すための仏教行事の一つになったようです。そんな敬虔な大義名分とは裏腹に、民俗学的には民衆の乱交の場ともなったとのことで、このような風習は村落部でつい最近まで続いていたそうです。日本人は比較的、性におおらかな民族のようです。
最近、朝は晴れ渡っているのに、昼から雲が出てきて夕方に雷を伴った豪雨が良く降ります。
都市部ではヒートアイランドによる積乱雲の発達が関係しているそうです。
アメダスによれば時間雨量50mm以上の雨の回数は1976 - 1986年に160回だったものが、1998 - 2009年には233回になっていて、+45%と明らかな増加を示しています。また、同じく時間雨量80mm以上の雨の年間平均発生回数は1976 - 1986年に9.8回だったものが1998 - 2009年には18.0回になっていて+80%と更に急激な増加を示しています。
日本は亜熱帯になったと言われます。確かに私が子供の頃は30度を超えれば話題になっていたものが、いまでは35度でも当たり前になってしまいました。冬は霜が降りて底冷えしたものですが、いまではあまり寒さを感じません。
このような気候の変化が日本の伝統的な風俗や日本人の気質まで変えてしまわないか心配です。
本日も昼から凄まじい雷雨となり、予定されていたお祭りの多くが中止、または延期となりました。
AM この春に103歳で永眠した祖母の初盆を執り行いました。
PM 地域の友人や学生インターンと西谷ケトロン祭り(宝塚市民族無形文化財)に参加しました(写真)。
子供が行人となって念仏を唱える伝統行事ですが、現在この行人のなり手が少なくなってきています。貴重な無形文化財を守っていくためにも、市民の関心を高める必要があります。
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