活動報告

2014年06月19日(木) (一般質問)芸術・文化施策の取り組みについて

【芸術・文化施策の取り組みについて】
 本市は宝塚歌劇100年の歩みとともに「芸術・文化のまち」という都市イメージを全国的に築きあげてきました。実際の本市は「芸術・文化のまち」と言うには、ハード面、ソフト面ともに不十分な状況にありますが、しかし、全国的に確立された本市のイメージは一朝一夕に出来上がるものではなく、得たいと思って得られるものでもない、まさに本市最大の財産です。

 このイメージを、実際に実(じつ)を伴ったものにするべく、第5次総合計画に基づき芸術文化の薫り高いまちづくりに取り組んできましたが、十分な成果を収めたとは言い難い状況です。

 このため、昨年9月には「宝塚市民の文化芸術に関する基本条例」が施行され、その第14条では施策を総合的かつ計画的に推進するために「基本計画」の策定を義務付けました。この基本計画の諮問機関として「宝塚市民文化芸術振興会議」が今年2月に設置され、現在活発な議論が交わされているところです。

 このような経緯も踏まえて、本市における芸術・文化施策の取り組みについて、①現状認識、②具体的な取り組みと今後の課題、加えて③芸術・文化施策を推進する観点から、宝塚ガーデンフィールズ跡地の利活用について、本市の考えを聞かせてください。

<当局の答弁>
 ①②2011年度の宝塚市立文化創造館、元永定正氏の寄贈作品展示、その他さまざまな取組をしてきたが、芸術文化都市をめざす本市の都市イメージにふさわしい具体的な取組は、不十分な分野もあると認識している。

 ③本市としては、跡地が新たな宝塚文化を創造していく場となるよう文化芸術を中心とした機能を有する施設を整備していく方向で検討を進める。今後は市民の意見も踏まえ、「基本構想」の内容をより具体化するために必要な事項を関係部局の室長級職員で構成する「庁内検討会」で取り纏め、これを「有識者等検討会」に示していくとともに、様々な分野から専門的な意見をいただき、跡地利活用の「基本方針」を取り纏める予定。

<大河内>
 「基本計画」策定の諮問機関である「振興会議」では色々な意見が出ているが、それぞれの意見を羅列しただけの総花的な計画ではいけない。芸術を展覧するだけでなく、生み出すだめの環境整備、具体的には若い創作意欲あるアーティストを本市に集めるための環境整備を、大きな一本の柱として計画策定すべき。※一般質問ではより具体的な方策の諸提案を行いました。