一般質問の概要を報告します。
【「成人用肺炎球菌ワクチン」の接種について】
「肺炎」は主に細菌やウイルスなどが肺に入り込んで起こる肺の炎症で、高齢だったり病気があったりして、免疫力が弱まった時などに感染を起こしやすく、重症化すれば死に至る可能性があります。
「肺炎」は「がん」「心疾患」に次いで、日本人の死因第3位の疾患です。しかも、肺炎によって亡くなる方の95%以上が65歳以上の方なので、高齢化が進む我が国においては、決して軽視できない疾患です。
日常でかかる肺炎で一番多い病原菌は「肺炎球菌」のため、これを防ぐために肺炎球菌ワクチンを予防接種することが望まれます。本市においては平成24年度から接種費用の一部助成が始まりましたが、(ア)現在の接種状況を聞かせてください。
また国は今年10月から、接種対象者を64歳、69歳、74歳と5年ごとに区切って、肺炎球菌ワクチンの定期接種化を予定していますが、(イ)本市の定期接種化への対応と(ウ)問題点について聞かせてください。
<当局の答弁>
(ア)助成件数は、平成24年度は148人、平成25年度は53人。
(イ)遅滞なく準備を進める。
(ウ)現行制度から新制度への円滑な移行方法、対象者への周知方法、接種記録の管理方法、自己負担額の設置について課題がある。
<大河内>
平成25年3月に厚生労働省健康局長からの通知(周知方法については、やむを得ない事情がある場合を除き、個別通知とし、確実な周知に努めること。)が出たこともあり、できるだけ個別通知の実現に努めてほしい。