活動報告

2012年01月24日(火) 行財政調査特別委員会視察①

1月24日、25日の日程で行財政に関する調査特別委員会の行政視察を行いました。


【静岡県沼津市】
人口:約21万人、約8.7万世帯。面積:187.12平方キロ。一般会計730億円。議員定数28人。

視察事項は『沼津市立病院の経営改革等について』

沼津市立病院の病床数は500(現在は438床で稼働)に対して、宝塚市立病院の病床数は446床。
沼津市立病院の入院患者延数は113,700人に対して、宝塚市立病院の入院患者延数は112,662人。

沼津市立病院の入院単価は約5万円ですが、宝塚市立病院の入院単価は約4.4万円。どうすれば単価を上げられるかとの質問に対して、入院患者の平均在日数を14日以内に抑えることがポイントとのこと。宝塚市立病院での平均在日数は約15.5日となっており、入院患者の回転が非効率なのが分かります。回転などというと不謹慎な感じですが、今回は病院「経営」に関しての視察なのでやむを得ません。

結果的に患者を選ぶことになりますが、それをフォローするシステムが「地域医療連携」です。
市立病院と地域の医師との役割分担を徹底することで、効率的、効果的な地域医療を確立しなければなりません。

沼津市立病院では、①職員への地域医療連携に関する周知、②紹介患者優先の明確化・徹底化、③積極的な逆紹介の推進、④初診時特定医療費の増額、⑤返書管理の徹底、⑥入退院支援への積極的な介入などの院内連携を強化するとともに、①医師会との連携、②顔の見える連携構築などの院外連携を強化することで、「地域医療連携」を積極的に推進しています。

この他、多くの議員から数多くの質疑がやりとりされ、大変有意義な視察となりました。

昨年10月21日(金)の私の活動報告でもご紹介したように、宝塚市でも地域医療連携の取り組みを推進しています。沼津市の経営改革事例を大いに参考にしたいと思います。

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