活動報告

2011年12月28日(水) 宝塚はプロ野球黎明の地

26日の活動報告に宝塚ボーイズの事を書きましたが、宝塚はプロ野球の黎明と深い関わりがあります。

一般的に日本のプロ野球の始まりは巨人軍の前身「大日本東京野球倶楽部」が発足した昭和9年と言われています。しかし、正しくはそれより13年前の大正10年に早大野球部出身者を中心とした「合資会社日本運動協会」というプロ野球チームが東京芝浦にあったのです。

大正12年の関東大震災で芝浦球場が救援物資配布の基地として徴用されたため、「日本運動協会」は大正13年、プロ野球経営に興味を持っていた阪急電鉄社長小林一三によって引き取られ、「宝塚運動協会」として活動を再開しました。それが阪急ブレーブスの前身です。

したがって、プロ野球の発祥は昭和9年ではなく大正10年。そして大正13年に発足した「宝塚運動協会」は史上2番目のプロ野球チームだったのです。宝塚はプロ野球発祥の地とは言えないものの、プロ野球黎明期の地として誇りある地位を占めています。

「宝塚運動協会」と「阪急ブレーブス」のグラウンド(宝塚大運動場)があった場所は現在の関西学院小学校周辺です。
現在、宝塚運動協会のメンバーだった片岡勝氏の息子さんを中心に関西学院小学校脇に記念碑を建てる計画が進んでいます。

こんなことでも宝塚が誇らしくなりますね。
そこが大切です。

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