二回目のLGBT勉強会を終えて

去る11月8日に第二回目のLGBT勉強会を開催いたしました。ディスカッション形式ということもあって、30人程度の勉強会になりましたが、専門の先生方やLGBTの当事者の皆さま、LGBT問題に関心の高い方々にお集まりいただき、密度の濃い勉強会になったと思います。私自身も新たな学びと気づきを得ることができました。

講師はレインボープライド愛媛のエディ先生。パネリストとしてBASE KOBE代表の繁内幸治先生、LGBT法連合会の池田宏先生、政治評論家の岩田温先生にお越しいただきました。全国的にご活躍でご多用な皆様に、手弁当でご参集頂いたことに心からの感謝を申し上げます。

前半は愛媛を中心に啓発活動を続けているエディ先生に、ご自身の体験や愛媛での取り組みをご講義いただきました。先生の温かいお人柄と誠実なお話に直接触れる事で、私も改めて当事者の皆さまの苦悩の一端を知ることができました。

やはり、私の6月議会での発言は、当事者の皆さまが抱えておられる問題に無知だった故に出たものであり、改めて反省するとともに、さらなる理解を深める必要性を感じました。

エディ先生も勉強会の模様と感想をご自身のブログに記されていますので、許可を得てURLを添付させていただきました。ぜひ、ご覧下さいますようお願い申し上げます。

http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/65630280.html

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「保守の立場から学ぶ」と名打ったように、参加者の半数はいわゆる保守的な考えをお持ちの方々でしたので、後半のディスカッションでは相当激しい意見の応酬がありましたし、議論の中でLGBTの当事者の皆さまを傷つけるに違いない発言などもありました。私は公職にあるものとして発言に責任があり、どのような批判に晒されても当然ですが、一般の皆様の一言一句を捉えて人権侵害だ謝罪しろなどと言っていては、決して保守層の理解は深まらず、対立が大きくなる一方だと思います。

BASE KOBEの繁内先生は、「日本のLGBTの理解推進は始まったばかりで、未だ多くの方が大なり小なり誤解や偏見を持っている」と言われます。このような初期の段階では一つ一つの言葉に拘らず、大いに議論をして、理解を広げていくことが必要だと感じました。私も当事者の皆さまや関係者の温かいまなざしの中で、徐々に理解を深められることに感謝しております。

ディスカッションは繁内幸治先生や政治評論家の岩田温先生のリードで「朝まで生テレビ」ばりの白熱した議論となりました。実際に岩田先生は「朝まで生テレビ」に出演されているのですが、私の勉強会で力強くご自身の立場を表明いただき、ディスカッションを盛り上げて下さいました。

岩田先生は『人種差別で読み解く大東亜戦争』などの著書で有名な新進気鋭の保守論客ですが、「保守は人権問題と敵対してはならず、むしろ率先して解決すべきであり、それがひいては強い国を作る」という趣旨を示唆いただきました。また、繁内先生は、「多様性を尊重する豊かな社会」と指摘されます。これらのご意見についても共感しましたし、会場に集まったLGBT理解や支援に未だ否定的な保守系の皆様の中からも共感の声が聞かれました。

この勉強会はまた開催してほしいという要望が多かったのと、私自身まだまだ理解を深める必要性を感じておりますので、来春までに日時を調整して開催する予定です。次回の講師は、金沢大学人文学類准教授の岩本健良先生(専門分野は社会学)を予定しています。

この半年間の学びを通して、私なりに努力してLGBT問題の理解を深めることができたと感じておりますが、それではどのような支援が必要なのか、制度としてはどのような制度が適切かつ可能なのか、時代の進展を見定めながら、保守の立場からも理解の得られる着地点を探したいと志しております。次回の勉強会ではさらに突っ込んだ議論が出来ればと思います。