活動報告

2011年09月20日(火) 総務常任委員会①

9:30~20:50 総務常任委員会。
台風の迫る中、長時間の審議で疲労困憊。委員の皆様、職員の皆様、お疲れ様でした。

さて、今回は太誠会という会派が提出した議員提出議案第3号「宝塚市特別職職員の給与並びに議員報酬の削減及び議員定数の削減を図るための関係条例の整備に関する条例の制定について」、議員提出議案第4号「宝塚市の施設及び市議会議場における国旗の掲揚並びに市の一般職の職員、特別職の職員及び市立学校の教職員による国歌の斉唱に関する条例の制定について」の審議に慎重を期しました。


私は自国の国旗に敬意を表し、誇りを持って国歌を斉唱するのは当然のことだと思っています。歴史的な経緯はともかく、今の国旗国歌は現在の平和な日本を象徴しています。その意味で私は太誠会の提出議案第4号の趣旨には賛成いたしました。

ただ、日本やアメリカなど西側諸国は「できるだけ個人の自由は法律によって制限すべきでない」という自由主義の下、史上類を見ない繁栄を謳歌してきました。この自由主義の対義語は全体主義やファシズムです。当然私たちは自由主義の考えに従って物事を考えるべきであって、個人の自由を法律(条令)で規制することには可能な限り謙抑的でなければなりません。

議案は①議場で国旗を掲揚することや、②国歌斉唱時には教職員等に起立と斉唱を義務付ける内容、その他でした。(※詳しくはユニットF宝塚主催の「駅前議会」や議会報告会などで報告できると思います。)

思うに、①議場での国旗の掲揚に関しては、議会内での会派代表者会などで決定できる事柄です。このように、より制限的でない他の方法がある以上は条例での規制は回避すべきことになります。
また提出議員の答弁では、②宝塚市では今のところ全ての教職員等が国歌斉唱時に起立しているとのことでしたので、現時点では条例で教職員等を規制する緊急性・必要性が認められませんでした。

法律(条令)での規制は出来うる限り抑制的であるべきだという原則に照らして、私は提出議案第4号には賛成いたしませんでした。

理由は様々だと思いますが、結論を言いますと提出議案第4号は賛成1人(太誠会)、反対7人で否決されました。


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