活動報告

2011年09月17日(土) 副首都構想②

伊丹に副首都を建設することで、周辺自治体には爆発的な変化が生じるでしょう。試算によれば約7兆円の経済効果が関西圏で見込まれるそうです。
特に宝塚の受ける影響は甚大です。すぐ近くに新宿副都心・歌舞伎町のような巨大な都市が出現するのです(写真左)。距離にすれば新宿副都心・歌舞伎町から世田谷、南麻布、広尾といった距離です。大きな経済的恩恵を受けながら、世田谷のような住環境を維持できる可能性があります。

このまま行っても宝塚の人口は減少するばかり。そのような状況で長期的に財政やブランドを向上させようとしても無理があるのはご承知の通りです。それを承知の上で、なんとか急激な凋落を防ごうと努力しているのが現状でしょう。
宝塚の将来について毎日頭を悩ませていたところに副首都構想が大きく動き始めたと聞いたため、一瞬ですが目の前が明るくなりました。

ただ、冷静に考えると、まだ副首都の候補地が決まったわけではありませんし(ただし全国5候補地の内、伊丹が他を大きく引き離してトップの評価を受けています・写真中)、選定されるには前提として伊丹空港を廃港にする必要もあります。

このような「寄らば大樹の陰」方式で宝塚の復興を期するのであれば、これからは宝塚内部の事ばかり考えていてはいけないのであって、市民が望むのであれば誘致に向けた働きかけをし、副首都建設を前提にした交通ネットワークの構築や住環境の整備など、グランドデザインの研究も進めていく必要があるでしょう。

副首都構想について詳しくは、Jリサーチ出版の「副首都建設が日本を救う」(写真右)をご覧ください。

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