活動報告

2012年11月08日(木) 議員定数の削減について

総務常任委員会で継続審査されていた議案第127号には議員定数の6議席削減が盛り込まれていました。

議員の適正人数については確固とした基準はなく、現在の本市の議員定数26人が多いのか少ないのか、正直なところ専門家でも意見が分かれると思います。
代表民主制では民意を幅広く市政に反映させるために一定の議席数が必要ですが、それが26議席なら適正なのか、20議席なら適正でないのか、そのあたりに明確な答えはないのです。

もし基準があるとすれば、それは「市民のコンセンサス」ということになろうかと思います。議案第127号は約1万人の市民の署名に基づいて提出された議案ですから、市民の多くは26議席という定数が多いと感じているのだと思います。

一方、民主党野田政権も国会議員定数の削減を実現するべく努力しています。小選挙区の「0増5減」は一票の格差是正が目的ですが、比例代表定数の40削減(最終的には80削減)については、構造改革を求める国民の強い思いを反映しています。

そして、この国民の意思は地方議会にも向けられていると考えるべきでしょう。

議席を減らし、現在3つある常任委員会の委員数が減ると、委員の構成次第では審議結果に偏りが出るという批判もあります。しかし、たとえば常任委員会を整理して2つにしてもよいのです。それによって仕事量が爆発的に増加して審議の質が低下するなどということはないと思います。

私は昨年の統一地方選で「議員定数の5削減」を訴えましたが、それが「6」であっても大枠で賛成です。
 

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