活動報告

2012年10月31日(水) 市職員の給与削減について

民主党野田政権が遂行した国家公務員給与削減の影響で、地方公務員のラスパイレス指数が106.9%となり、国家公務員給与との逆転現象が生じています。平均で106.9%ですから、本市はさらに高い数値となっているはずです。

以前から述べてきました通り(2011年11月6日、2012年3月9日のブログ参照)、国家公務員の給与が下がると、ラスパイレス指数を均衡させるため、地方公務員の給与額もほぼ同水準に下がります。

野田内閣は地方公務員の給与削減を議案に盛り込みませんでしたが、それは実質上、上記理由で地方公務員の給与削減が実現できるからです。
また、国家公務員の給与削減は2年間の予定ですが、2年後に給与水準を元に戻せると考える人はいません。

昨年10月18日のブログでご紹介した「公務員給与ランキング」で、宝塚市は全国809市区のうち26位でした(今年3月9日のブログ写真参照)。芦屋市の2位以下、阪神間各市の給与水準はいずれも高いことが分かります。
地域の特性(家賃などの物価が大きく異なる)もあることですから、ランキングが上位だということだけを理由に給与を削減すべきだとは思いません。

しかし、早晩下げざるを得ないのですから、本市では総務省の指導を待って他律的に給与を削減するのではなく、自ら実行することで、少しでも早く市財政に余裕を生んでもらいたいと思います。その場合の基準はラスパイレス指数を「下回る」水準が妥当であると考えます。

早ければ今年中、少なくとも来春には具体的な(自律的な)動きが出てくるものと予想(期待)しています。