近年、水辺の保全と活用を通して、流域内あるいは流域間の連携を深め、活性化を図ろうとする動きが全国的に広まっています。本日はそのような動きの一つである「近畿水環境交流会」が宝塚で開かれました。
宝塚文化創造館で開かれたシンポジウムでは、宝塚市文化財団理事長の田辺眞人先生より「武庫川の流れと生活史」と題して講演があり、その後、参加者間の情報交換を行いました。
交流会に参加した宝塚エリアの団体は、「武庫川流域ネットワーク・武庫川づくりと流域連携を進める会」「武庫川周辺のまちを考える会」「県立宝塚北高等学校」などです。
かつては、田園とまち、森と川は一体不可分の関係にありましたが、その関係が忘れられ、現在では各々が疎遠な関係になっています。自然環境保全や街並み景観形成において、川との関係を見直し、まちづくりや地域づくりと一体的な視点を持つことが重要であると感じました。