活動報告

2012年07月18日(水) 政務調査費について

市議会議員控室にて執務。
政務調査費の申請手続きや担当課へのヒアリングなど。

政務調査費の昨年1年間の使用状況ですが、私は個人的には書籍数冊の購入などに限定して使用し、結局ほとんど調査費は使用いたしませんでした。(※ただし、使用が少なければ少ないほど良いことだ、とは思っていません。議員の調査・活動を充実させるためにも、必要に応じて有益に、適正に使用すべきです。)

ただ、残った調査費を市へ返還できるかというとそうではありません。
現在の制度は会派への支給となっているため、私が使わなかった調査費は、会派の他のメンバーで山分けされるのです。

私はこれは、議員一人につき一定額を基準に(会派へ)支給される政務調査費の趣旨を潜脱するものであると感じています。
会派支給である以上は、残った調査費を他の会派メンバーで山分けすることは形式的に許容されるようですが、何か釈然としないものを感じます。私は政務調査費は、将来的には会派支給ではなく、個人支給にすべきであると考えます。
実際のことろ、伊丹市など近隣市ではすでに個人支給になっています。
(※なお、私は春に会派を離れたため、結果的に現在は個人支給と同じ状態になっております。)

また、政務調査費については、現在の前払い支給ではなく、請求方式にするほうが「使い切り欲求」を抑制できるため好ましいと思っているのですが、例えば調査視察のために一定のまとまった額を仮払いするような場合、特に私のような貧乏な議員の場合は、現実に仮払いするための現金が手元にない場合があります。そのような場合が往々にしてあるため、現在は前払い方式になっているらしいのですが・・、なかなか悩ましいところです。
この問題については、引き続き識者の考えなども調査しながら検討を深めたいと思います。