活動報告

2012年05月23日(水) 村野藤吾賞

少し遡りますが、5月18日に村野藤吾賞の授賞式が宝塚市役所でありました。

故村野藤吾氏(早大理卒・1891-1984)は、宝塚市役所の庁舎や南口のカトリック宝塚教会などの設計を手掛けた高名な建築家です。私は幼いころカトリック宝塚教会のすぐ近くに住んでいましたので、毎日教会の尖塔を見上げて暮らしていました。子どもながらに建築に感動したことを覚えています。

25回目の授賞式となる本年は、「豊島美術館」を設計した建築家の西沢立衛(にしざわりゅうえ)氏が受賞されました。

西沢立衛氏は、妹島和世(せじまかずよ)氏とともにSANAAという建築ユニットを結成しており、日本建築学会賞をはじめ、2010年には建築のノーベル賞である「プリツカー賞」を受賞しています。主な作品は「金沢21世紀美術館」(写真左)、「ロレックス・ラーニングセンター」(写真中)などです。

「金沢21世紀美術館」が金沢の観光・経済に与えたインパクトは非常に大きいものでした。この件については改めてご紹介したいと思います。


余談ですが、私は前職の建築設計事務所で東京赴任していた時、休日などに品川のSANAA事務所でオープンデスクスタッフをしていました。写真中央のロレックス・ラーニングセンター模型の一部は私が作成したものです。

私は外部スタッフですから終電で帰りますが、所員はそれから夜が明けるまで仕事をします。寝袋で寝て、午前10時ごろからはまた仕事を始める毎日でした。アトリエ系設計事務所のスタッフの入れ替わりが早いのはうなずけます。

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