活動報告

2012年04月15日(日) 議会報告会における議員の個人的意見について

今週末に議会報告会が迫ってまいりました。
私は21日(土)の報告会に出席し、予算特別委員会の報告をいたします。

4月21日(土)10:00~12:30 
市立東公民館2階ホール
4月22日(日)10:00~12:30 
市立西公民館3階セミナー室 

この議会報告会も今回で4回目となります。昨年3月の議会基本条例制定を受けて始まった取り組みですが、まだまだ先進事例ということで、毎回他市から議員さんが視察に来られるという状況が続いています。


さて、いままでの報告会で、参加者から議員の個人的な意見を聞きたいという要望がよく出ていましたので、今日はそれについて調べてみました。

廣瀬克哉・法政大学教授の著書「議員力のススメ」によると、議会報告会とは、「議会がどんな活動をし、議決した予算や政策はどのような内容のものだったかを、議会を代表する立場で議員が報告し、住民からの質問に答え、意見交換をする場であって、自分が賛成したか、反対したかということや個人としての政策に対する意見を表明する場ではありません。」とのことです。

これに対して会津若松市議会では「住民との意見交換会」を頻繁に開いています。
1回の意見交換会は何日かかけて市内の複数個所(数年前のデータで15か所)で開催され、各会場から持ち帰った住民意見を議会側でいったん整理し、政策として検討しなければならない案件をリストアップして、議員による政策討論を行っています。
宝塚市においても導入検討の余地がある先進的な取り組みだと思いますが、この意見交換会についても、議員個人の賛否や意見を表明する場ではないようです。

議事機関である議会が主催する報告会や意見交換会では、議会としての統一的な意見表明を、個々の議員が議会を代表して行うということです。
議員の個々の意見や主張は議員個人に直接聞くか、議員の個人的な市政報告会で聞くというのが、理論上は正しいようです。