活動報告

2012年04月10日(火) 宝塚市のブランドアップ

午前中、市立長尾小学校の入学式に臨席しました(写真~私の長男もこの中にいます)。
市内の他の小学校と同じく、長尾小学校も昨年より入学者数が減りましたが、それでも兵庫県下で上位3位のマンモス校です。長尾小エリアは平地に田畑が残っており、住宅開発が続いている関係で若い家族が移入してきているのです。

国でも市でも生産年齢人口の維持・増加が経済発展の基礎的条件です。国レベルでは出生率の向上や移民条件の緩和などが政策となりますが、市レベルでは他市からの市民移入が政策となります。
宝塚市では主に関西圏からの生産年齢市民の移入促進が必要ですが、他市を蹴落としてでも移入を促進するためには、宝塚市のイメージアップ、ブランドアップが欠かせません。私がいつも主張しているのはこの点です。

イメージを向上させるためには、すでにある宝塚市の良いイメージを維持するだけで構いません。すなわち、「近郊観光のまち」「景観のよい緑あふれるまち」「文化の薫るまち」「高級なまち」「教育水準の高いまち」などです。
残念なことに現実の宝塚市が失ってしまったものばかりです。一刻も早くこれらを回復しなければ、まだかろうじて残っている宝塚市の良いイメージも失ってしまうでしょう。


午後は、「文化の薫るまちづくり研究会」と宝塚市議会との意見交換会に参加。
4つの部会から研究報告を聞き、議員との意見交換会を行いました。
以下の4つのテーマに沿って、 「宝塚市文化芸術振興条例」(仮称)の制定を目指しておられます。

1.芸術、文化の薫るまちづくり部会
2.子どもたちの文化を育むまちづくり
3.歴史・自然・景観がひかり輝くまちづくり部会
4.交流文化の映えるまちづくり部会

かなり広範囲なテーマ設定ですが、まさに宝塚市のイメージアップに直結する研究報告をいただきました。

もっとも、私見としては文化事業についても「選択と集中」が必要であり、総花的に広く薄く取り組んでも、目に見える成果は出にくいだろうと思います。
この「選択と集中」を差配するディレクターこそが市長の役目だと思いますので、これまでも一般質問などで、「緑化」「景観」「観光」などでの市長のリーダーシップを強く求めてまいりました。
今後の市長のリーダーシップを期待しております。

ファイル 294-1.jpg