活動報告

2012年02月26日(日) 禁煙のすすめ

兵庫県立尼崎病院の藤原久義院長のお話を聞きました。
先生によれば、喫煙は覚せい剤などと同じ依存症であり、れっきとした病気だとのこと。病気なので保険治療が適用されるそうです。

わが国の喫煙人口は約2,500万人にのぼり、喫煙による死者は年間19万6千人となっています。また受動喫煙による死者も年間6,800人と推計されています。
東日本大震災の被害者数が約2万人、年間の交通事故死亡者数が約5,000人ですので、喫煙による死亡者数の膨大さに声を失います。

現在、公共機関などでの「分煙」が進んでいますが、受動喫煙を防止するため、欧米の公共機関ではほとんどが「全館禁煙」を実施しているとのこと。この点、宝塚市役所本庁では平成15年から全館禁煙を実施しております。

また、日本のたばこ税率は欧米先進国に比べて低く(加えて消費税率も低いため)、410円とたばこを求めやすくなっています。米国(NY)983円、英国813円、フランス613円、ドイツ511円という状況を考えると、漸次的なたばこ税の引き上げは必要だと思います。
喫煙者数が減ればたばこ関連疾患が減り、医療費が削減されますし、税収も増えるため国家地方財政に寄与します。

禁煙推進学術ネットワークでは、毎月22日を「スワンスワンの禁煙日」に指定しています。
喫煙者各位におかれましては、まずは毎月22日だけでも禁煙に取り組まれてはいかがでしょうか?

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