活動報告

2012年02月06日(月) 新名神高速道路

新名神高速道路・宝塚サービスエリア(SA)建設工事現場、及び川下川橋工事現場の視察を行いました。

新名神高速道路(近畿自動車道名古屋神戸線)は、名古屋市を起点として神戸市に至る延長約174㎞の高速道路です。昭和40年に全線開通した現在の名神高速は、東西を結ぶ大動脈として、国民生活産業経済活動に大きな貢献をしてきましたが、現在は交通量の増加による交通混雑が頻発し、高速道路本来の機能が十分発揮できない状況になっています。新名神高速は、現在の名神高速等と交通機能を補完することにより、高速道路ネットワークに求められる各種機能を高めるとともに、沿道及び西日本の国民生活産業の更なる発展に寄与することを目指しています。

現在、神戸~名古屋間で2時間40分かかっている所要時間が、新名神の開通で2時間に短縮されます。
また、日本の大動脈である名神高速・中国道には代替ルートがなく、阪神・淡路大震災においては高速道路ネットワークが一時的に機能停止に陥りました。新名神はこのような大災害等の緊急時に代替道路の機能を果たします(リダンダンシー)。

【川下川橋建設工事現場】
高槻~神戸の工区でもっとも工事が進んでいる現場です。
上下線一体断面の採用により、下部工及び基礎を小規模化し、スーパーRC構造の採用により、橋脚断面を縮小しつつ耐震性を向上させています。
主桁はやじろべえのように両端を伸ばしていく工法を採用しています(写真中資料参照)。
写真左は建設途中の橋脚部分で、高さは100m以上あります。

【宝塚サービスエリア建設工事現場】
宝塚の武田尾に総面積約11万㎡のサービスエリア(SA)ができます。
上下線合わせた駐車台数は約400台で、食堂・売店・休憩所・トイレ・ガソリンスタンド等の施設が揃います。山陽道の三木サービスエリアと同程度の規模だそうです。大きいですね!

写真右はサービスエリアの建設現場。現在盆地になっている広大な土地を埋め立てて建設する予定です。

SAにはスマートインターも併設される予定です。インター周辺の活性化、宝塚市街地への車両の流入増など検討すべき課題があります。

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