活動報告

2011年10月06日(木) 一般質問3日目

9:30~10:20 小職・大河内
10:20~11:20 三宅議員
12:30~13:45 井上議員
13:55~15:15 となき議員
15:25~16:35 藤岡議員


私の出番は一番最初。伊丹市から仲間の市会議員4名も駆けつけてくれました。
市税収入の大半を個人所得税と固定資産税に頼っている本市において、都市ブランドの低下はまさに死活問題です。今回はこの問題について、主に「街並み」や「緑化」の観点から、いかに宝塚市の都市ブランドを維持・向上できるかについて質問、提言を行いました。

田園都市としての宝塚ブランドを支えているのは緑豊かな住宅地です。住宅地に緑を増やす取り組みである「緑視率」確保ルールを盛り込んだ「都市景観形成地域」の指定拡大に向けて、より積極的な啓発活動を行うよう行政に要望いたしました。

また、平成3年の第3次総合計画から定めている「市民一人当たり公園面積」の目標値7㎡を未だに達成できず(現在3.9㎡)、第5次総合計画では目標値の記載自体なくなってしまったことについても理由を質した上、公園のさらなる緑化を要望いたしました。
市長には大いに賛同いただき、積極的に緑化を推進すると答弁いただきました。

国が景観法(平成16年)を制定したことに基づき、宝塚市では現在、都市景観条例の改正を進めています。来年には景観計画も策定される予定ですが、唯一無二の特色ある宝塚ブランドを維持・向上させるという強い指針(意志)がなければ、出来上がる景観計画はおそらくどこにでもある凡百な計画になってしまうでしょう。
そこで市長には、是非とも市長が政治的なリーダーシップを発揮して、景観計画策定にあたって、アイデンティティーとブランドを維持・向上させるという強力な指針(意志)を与えてもらいたいと要請し、市長からは強い口調で「リーダーシップを発揮します」と答弁いただきました。

その他、中心市街地観光エリアの街並みの提案なども行っております。


もうすぐ宝塚歌劇100周年。現在の宝塚ブランドも100周年ということです。今回制定する都市景観条例は、まさに宝塚の次の100年を決定づける重要な条令だと考えています。
この問題については、今後も引き続き取り上げていく予定です。

なお、都市景観条例に関しましては、ちょうど今、10/21(金)までパブリックコメントを募集中です。皆様ふるってご応募ください。詳しくは宝塚市都市計画課まで。


写真は朝日新聞の記事。芦屋市も都市ブランドの維持・向上に真剣に取り組んでいます。

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