9:30~ 産業建設常任委員会協議会(論点整理)
本日、民主党本部5階ホールにて行われた「全国幹事長・選挙責任者会議」における野田首相の挨拶を、回を分けて掲載しておきたいと思います。
先週の14日、党首討論で解散を言明いたしました。おそらく驚かれたと思います。「『近いうちに』、いつだ」と言うから答えたら、相手もびっくりしました。一番驚いたのは同志の皆さんだったと思います。後ろで応援をされている皆さんが、シーンとしたのを体感しました。私の女房も驚いていました。
でも、これは特例公債、定数削減を含めて円滑に物事を進めなかったら、この国の政治は立ち行かないと判断したからであります。
両院総会、あるいはその後の記者会見でもお話をしたんですが、今回の総選挙の意義は、政権交代を通じて我々がやり遂げていこうと思っている改革を前に進めるのか、それとも政権交代以前の既得権益に軸足を置いた古い政治に戻ってしまうのか、それとも理念や方向性について十分な議論もしないで合従連衡した新しい政治勢力にこの国の舵取りをゆだねるのか、そういう戦いであります。
我々は政治を前に進めるために戦うんです。
第1に「社会保障と税の一体改革」、これは大きな前進でした。だけれども、年金・医療・介護等々、さらに将来にわたって安心感が揺らぎのないものにしていく責任が我々にはあります。
そしてなによりも民主党の大事な、大事な理念である「チルドレン・ファースト」、この観点を踏まえて、「子ども・子育て支援」にもっともっと力を入れていく、改革を断行する。そのことの戦いであることをぜひご理解をいただきたいと思います。
(つづく)