活動報告

2012年11月14日(水) 古事記読誦に思うこと

今年は「古事記」編纂1300年ということで、私も神社の宮司さんに「古事記」を教えてもらっています。今日もその輪読会の日だったのですが、残念ながら発熱のため休みました。

「古事記」といえば、今年の春に衝撃を受けた出来事がありました。
春に桜満開の吉野山に行った際に(4月14日のブログ参照)、吉水神社(吉野皇居)で行われた北朝鮮拉致被害者帰国悲願祭に参列しました。写真の前から3列目、右から2人目が私です。ちなみに前列左のお二人は横田夫妻です。

このとき、有名な語り部が古事記を読誦したのですが、その凄まじい迫力と緊張感に圧倒されました。石笛が耳がビリビリするほど清冽に吹き鳴らされる中を、古事記が誦じ進まれるのですが、本当に凄まじい緊張感なのです。このような古事記の表現があることに心から驚くとともに、日本人の精神性の高さに改めて気づかされました。

武満徹作曲の「ノヴェンバー・ステップス」という作品は、尺八と琵琶とオーケストラの協奏曲ですが、これを聴いたときにも、日本人の精神性の高さを強烈に感じました。メロディーラインなど皆無の現代音楽なのですが、演奏を聴いたレナード・バーンスタインはあまりの感動に号泣したそうです。

古事記の読誦や尺八琵琶の演奏が、単なる口述や音楽を超えた、日本人が持つ高い精神性を湛えていることに気づき、決してこれらの文化を廃れさせないことが大切だと思います。

ファイル 517-1.jpgファイル 517-2.jpg

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