ゲイタウンでの予防啓発活動など

先日、性的マイノリティへの理解を深めるために、BASE KOBE代表の繁内幸治先生や学生インターンと共に梅田堂山町のゲイタウンに行ってまいりました。ゲイコミュニティの「ディスタ」では、主にMSM(男性とセックスをする男性)に広がるHIVについての実際の予防啓発活動に触れることができました(写真)。

厚生労働省のデータではHIV感染経路の70%強がMSMということになっていますが、繁内先生によると、MSMであることを隠して検査を受ける事例が多く、おそらく実際には90%以上がMSMによる感染とのことです。偏見を助長するという理由からHIV感染者はMSMに多いという事実を伝えず、むしろ無関係だという誤った情報が広がったため、日本ではMSMのコンドーム利用率が低く、今でも感染が拡大しています。そこで、最近では積極的に事実を伝えてMSMへの予防啓発を強化する方向にあります。

20151011_185212 20151011_183145

当日はゲイバーにも立ち寄り、LGBT法連合の池田先生やレインボー金沢の岩本先生を交えて意見交換し、またご指導もいただきました。池田先生のニュージーランドでのパートナーを含めた大家族の写真を拝見して、新たな「気づき」もいただきました。

その他、ゲイ専門のラブホテルやポルノショップ、ゲイ文化の情報フライヤーで溢れるゲイバーのトイレ、有料発展場と呼ばれるゲイ特有の性風俗や性文化を視察し、見聞を広げることができました。

6月議会での一連の騒動の後、私は性的マイノリティを理解するための勉強会を開きましたが、そのタイトルを「同性婚に慎重な立場からのLGBT支援勉強会」といたしました。11月に予定している二回目の勉強会のタイトルは「保守の立場から学ぶLGBT勉強会」です。これは、かつての私がそうであったように、同性婚だけでなくLGBT支援自体にも無関心、無理解な保守層に意識を持ってもらい、保守の立場からも容認できる着地点を模索したいと考えたからです。

仮に将来、日本でもアイルランドのように同性婚についての国民投票などが行われた場合、このまま保守系政党が性的マイノリティ対策に無関心でいると、左派政党への政権交代の機運が高まる可能性を否定できません。なぜなら、先進各国ではこの問題に関する限り、賛成派が過半数を占めているからです。

そうなれば、明治以降の家族制度の修正どころでは済まず、別分野でもさらなる革新的実験が行われ、日本の国柄が大きく損なわれる可能性が高まります。性的マイノリティの問題を左派政党の専売特許にしないためにも、私を含めて保守層の意識改革を進め、可能な着地点を模索することが必要だと感じております。

10月初旬の活動

【10月3日(土)】

早朝5時から校門前の長い列に加わり、市立長尾小学校運動会の観戦場所を確保しました。兵庫県下でも指折りのマンモス校ですが、運動場と体育館が非常に狭く、児童と保護者が芋の子を洗うようです。9月議会の一般質問では、昨年今年と育成会から署名を添えた体育館建て替え要望書が出されたことを紹介しつつ、公共施設マネジメントの観点からも適切な建て替え対応を進めてほしい旨、申し上げました。

20151003_130355

【10月5日(月)】

新名神高速道路の建設現場を視察。宝塚サービスエリア(SA)は西日本最大規模になる予定ですが、スマートインターによって、高速道路を利用しない客もSAに入ることができます。西谷エリアの活性化に繋げたいですね。

20151005_115113

【10月6日(火)】

議会運営委員会、議員総会、広報広聴委員会に出席。

【10月7日(水)】

本会議(9月議会最終日)。私自らの申し出により、改めて議場にて、6月議会での不適切発言を謝罪いたしました。

地域猫活動の活性化について

先日は地域猫活動に取り組んでいる市内グループのお話を聞かせていただき、昨日はアピアで開催中の動物愛護パネル展に足を運びました。

動物愛護法が改正されて愛護センターでの処分が回避されている今、ノラ猫対応は不妊・去勢手術による地域猫活動が主役です。ある地域で年間10匹に手術を施したところ、3年目には赤ちゃん猫が生まれなくなったそうで、大変効果を上げています。

ただ、この活動を全市的に広めるには手術費用に対する助成金の枠が小さすぎます。この辺りの改善と自治会などへの啓発について10月1日(木)12:50~13:50に議場にて一般質問する予定です。

併せて里親探しが活発化すればいいのですが、これがなかなか難しいのです。ドイツのようにペットショップでの展示販売がなくなれば里親探しも活性化すると言われていますが、市レベルでは難しいですね。

11998349_1480797105580605_1953564501_n 20150925_144913 20150925_145206

こうぶんこうぞう 新作個展

友人に誘われ、自ら性同一性障害であることを告白しておられる画家・こうぶんこうぞうさんの新作個展に行って参りました。独創的な子どもの絵を通じて、児童虐待など現代社会に潜むさまざまな問題を訴え続けておられます。

今回のテーマは「無限のゼロ」で、展示されている全ての絵画がオリジナルの新作でした。ハード、ソフトのすべてが画一化され反復される現代社会を表現するために、数字と文字のスタンプが重なり合って大量に絵画に押されています。可愛らしくも哀しげなこどもの顔と相まって大変印象的でした。

20150919_145045

神戸市人権教育・啓発に関する基本計画有識者検討会

9月17日の午後、学生インターンの皆さんと共に、神戸市中央区にある「BASE KOBE」において、HIVに関する繁内幸治先生のレクチャーを受けました。性的マイノリティに関する論点では、WHOの国際疾病分類(ICD)の「バージョン9」、1994年からの「バージョン10」、来年度にも出される「バージョン11」に至る歴史を学ぶことができました。

その後、神戸市役所内で開催された「第4回神戸市人権教育・啓発に関する基本計画有識者検討会」を傍聴。神戸市看護大学の藤井ひろみ先生から「性的マイノリティ」に関する報告、兵庫県立大学環境人間学部の竹内和雄先生から「青少年のスマホ利用問題」についての報告などを拝聴しました。

712

第2回目のLGBT勉強会を開催します

【保守の立場から学ぶLGBT勉強会】

12107915_843084789142331_3406946036775343384_n

第二回目のLGBT勉強会は、四国を中心に学校教育現場での啓発活動に取り組んでいるレインボープライド愛媛のエディ先生を招いてご講演いただきます。

すでに、LGBT問題にお詳しい関係者や支援者だけでなく、保守系市民の皆様や慎重な意見をお持ちの皆様にもご参集いただき、理解と議論を深める機会といたしたく思います。

講演は意見交換の時間を多く取る形式を予定しています。また、会場が30名までと狭いため、早めのお申込みをお願いいたします。

日時 : 11月8日(日) 14:30~17:00 (開場は14:00)

場所 : 宝塚市立国際・文化センター会議室 (阪急宝塚南口駅前サンビオラ1番館3階)※第一回目勉強会の会場とは異なっておりますのでご注意ください。

会費 : 無料

申込 : 大河内のメール(shigeta@okochi.org)、又は当該HPのお問い合わせフォームからお申込みください。

【勉強会開催の趣旨】
6月議会において私の質問中、HIV感染経路に関する最新のデータ(朝日新聞4月8日付)を示した上で、関連質問を行いましたが、一部に否定的なニュアンスを帯びた発言がありましたので、自らの判断で取り消し、マスコミとホームページ、及び9月議会の議場にて公式に謝罪をいたしました。

私は、議論が端緒にもついていない現時点での『同性婚』については軽々な推進に慎重な立場ですが、T群(性同一性障害等)はもちろんのこと、LGB(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル)群に関しても定義・範囲を明確化した上での支援は必要だと考えており、今回の一般質問でも繰り返し言及しています。したがって、性的マイノリティの存在自体や人格を否定するような意図はありませんでしたので、ご理解を賜りたくお願い申し上げます。

同性婚や夫婦別姓に慎重な立場からも性的マイノリティ支援を考えることで、保守派からの適切な着地点を模索したいと考え、第二回目の勉強会を企画いたしました。
講師は業界の最前線で活躍されている愛媛のエディ先生です。
何卒、万障排してご参集くださいませ。

大河内 拝

性的マイノリティ理解の壁 ~ 基礎知識の欠如

当事者、専門家、市民の皆様や行政・政治関係者などの声を拾いながら、性的マイノリティ支援に関する一般質問を準備したり、勉強会を企画したりする中で、性的マイノリティに関する基礎的な知識が、私だけでなく、市民・国民にも十分周知されていないことを感じました。

私は再々申し上げているように、議論が深まっていない現時点での同性婚立法や類似法制の推進は時期尚早という考えですが、現に辛い思いをされているLGBT当事者の不利益解消については可能な範囲で進めるべきことを一般質問でも言及しております。

しかしながら、私の不用意な発言の後、市民の皆様と意見交換する中で、一般の市民の皆様で同性愛関係の話に抵抗感がある、もしくは無関心な方々の多くは、「可能な範囲での性的マイノリティ支援自体」にも後ろ向きである場合が多いように感じました。
そのような立場の方々がその理由として挙げるのは、LGBは後天的な、いわば性的な趣味・趣向の問題であり、そのような「わがまま」に対してなぜ行政レベルでの支援が必要なのか、というものです。

しかし、このようなお考えの皆様でも、性同一性障害とその法制度の概要を知った方は、T(性同一性障害)については、先天的な障害であるから支援は必要だと言うのです。※ここでは「障害」という言葉の適否は置いておいてください。

ここから分かることは、先天的か後天的かで支援に対する態度が異なっているということです。実際にはTだけでなく、当然LGBも先天的なものですが、そのことに関する市民の理解がほとんど得られていないのではないかと感じました。※私も勉強するまでは理解していませんでした。

このような現状に対して、LGBT当事者や支援活動家の皆様は、LGBも先天的であることを当然の前提として、あまり強調されることなく、その先にある論点を啓発をされているように感じます。当事者や支援者にとってはあまりにも当たり前のこと過ぎて、あえて強調しないのかもしれませんが、私はそこのところが市民への理解が進まない大きな理由であり、啓発の最重要ポイントだと感じます。

まずはLGBも先天的であることをもっと強調して伝えるべきではないでしょうか?この理解の溝が埋まらない限り、一般市民への啓発は十分な効果が期待できないように思います。私も勉強会などの際には、この点について丁寧に伝える努力をしていますし、していきます。

また反面、必ずしも先天的ではない疑似的な同性愛の形態(機会的同性愛、性的嗜好など)が存在することも否定できません。この方々との線引きが必要なのか、必要としてどのように線引きするのか、この分野については十分な研究と結論が出ていないと感じますが如何でしょうか?

まだまだ研究、議論の深化が必要な分野です。このような基礎的な知識の上に、制度としての同性婚の賛否や家族の在り方に関する価値観の議論などが可能となってくるわけですから、焦らず、時間をかけて知識を深め、議論を深めて参りたいと思います。

 

LGBT支援勉強会を開催

【「同性婚に慎重な立場からのLGBT支援」勉強会を開催】

市政報告会と講師を招いてのLGBT勉強会を開催させていただきました。大勢の方にご参集いただき感謝しております。政治関係では、自民、民主、維新、次世代の各党から複数の参加があり、意味のある勉強会になったと講師の先生も喜んでおられました。

会場には様々なお立場お考えの方々がおられましたので、参加者全員が先生のお話をご理解いただいた訳ではないと思いますが、少なくとも議論を深める切っ掛けにはなったと思います。

アメリカでは1960年代から同性婚の議論を深めてきましたが、ようやく今年に入って連邦裁判所が同性婚を禁じた州法を違憲と判断しました。それも僅差での判決です。

日本はまだ国民的な議論も端緒についていない状態で、議論を深める時間が必要です。

11月には、学校教育の最前線で啓発活動に取り組み、実績を積んでおられる愛媛のエディ先生をお招きして第二回目の勉強会を予定しています。

4

LGBT支援勉強会のご案内と開催の趣旨

【「同性婚に慎重な立場からのLGBT支援」勉強会のご案内】

同性婚に慎重な立場からも性的マイノリティ支援を考えることで、保守派からの適切な着地点を模索します。 講師は兵庫県下で同性愛者やHIV感染者への支援を行う、業界の第一人者、繁内幸治先生です。当日は私からも6月議会のご報告などをさせていただきます。何卒ご参集ください。

(日時) 8月25日(火)15:00~17:00 ※14:30開場
(会費) 無料
(場所) 宝塚市立会館「南口会館」 ℡0797‐73‐5396 ※宝塚市南口2-14-5-3(サンビオラ5番館3階)
(講師) 繁内幸治先生(HIV感染者支援団体BASE KOBE代表)

 【勉強会開催の趣旨】
6月議会において私の質問中、HIV感染経路に関する最新のデータ(朝日新聞4月8日付)を示した上で、関連質問を行いましたが、誤解を生む可能性のある不適切な発言と考えましたので、自らの判断で取り消し、マスコミとホームページを通して公式に謝罪をいたしました。
今回の経験を糧に、真摯に反省し、初心に戻って市政に邁進いたします。

私は、家族観や社会構造を大きく変化させる『同性婚』については現時点での軽々な推進に慎重な立場ですが、疾病と認定されているT群(性同一性障害等)はもちろんのこと、LGB(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル)群に関しても定義・範囲を明確化した上での支援は必要だと考えており、今回の一般質問でも繰り返し言及しています。したがって、性的マイノリティの存在自体や人格を否定するような意図はありませんでしたので、ご理解を賜りたくお願い申し上げます。

同性婚に慎重な立場からも性的マイノリティ支援を考えることで、保守派からの適切な着地点を模索したいと考え、勉強会を企画いたしました。
講師は業界の第一人者、繁内幸治先生です。
何卒、万障排してご参集くださいませ。

大河内 拝

「機会的同性愛」に関する誤報道について

「機会的同性愛」に関する誤報道について】

一部の新聞(全国紙)は、当該論点に関する私の発言を以下のように報道し、テレビ局等も大きく取り上げ批判した結果、ネット上でも誤った情報が広がり、誹謗中傷が現在も残存しています。

『大河内市議は「女子高や男子校などでは同性カップルが多い。環境によって後天的に同性愛者になる。学校での児童生徒への啓発活動が同性愛を誘発する可能性を否定できない」と述べた』

しかしながら、私が指摘したのは「機会的同性愛」という後天的・疑似的な同性愛についてであり、先天的な「性的マイノリティ(LGBT)」とは明白に異なります。そのことは質問中、何度も指摘しております。

LGBTの児童・生徒に対しては適切な支援と周囲への理解を啓発する必要があるが、機会的同性愛のように適切な指導により性的嗜好を変えられる児童・生徒については、異性との恋愛・交際を指導するのが健全な教育ではないか』として、学校現場での啓発方法について慎重かつ十分な検討を求める趣旨の質問でした。※なお、LGBは性的「指向」の問題であり、指向を変えることはできません。

発言内容を十分に確認することなく、「機会的同性愛(後天的)」を「同性愛(先天的)」と誤って報道した新聞社、及びテレビ局等には憤りを禁じ得ません。

20150728_967812

1 7 8 9 10 11 12 13 14 15