8月後半の活動(視察・古墳・財政勉強会)

【8月19日(金)】 市立スポーツセンターにて、利用団体から市政一般に対する要望と意見交換。

【8月20日(土)】 盆踊りに参加。この日は市内各所で盆踊りが開催されました。

【8月24日(水)】 自民党宝塚市支部と猪名川町自民党議員団との合同視察。工事が再開された新名神高速道路・宝塚SAの進捗状況を確認できました。

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【8月28日(日)】 中筋山手東古墳群の調査報告会と宝塚地域の古墳の歴史について、地元自治会が勉強会を開催。講師は直宮憲一先生で、現地見学も行いました。周辺からは奈良時代以前の須恵器などが多数出土。古墳は千年以上の歴史を見守ってきた地域の財産です。

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【8月29日(月)】 関西学院大学経済学部・前田高志先生のご厚意で、宝塚市財政の構造的問題と将来の課題について、少人数のゼミナールを開いていただきました。私のもとへ来ている学生インターンも参加しました。

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市議会意見交換会

【8月28日(日)】 市議会意見交換会(男女共同参画センター)第三部「行財政改革について」に出席。「実績のある企業に土地を無償提供して法人税収を得るなど、税収を上げる取り組みをしては?」との市民からの質問に答えさせていただきました。私は以下のように考えています。

本市では民生費予算が急激に増大して財政を圧迫するため、交通渋滞解消のための道路整備や観光・文化・商工業などへ新たな投資をする余裕がなくなっています(経常収支比率の高止まり)。本市財政を健全化することは喫緊の課題ですが、そのためには「歳入」を維持拡大し、「歳出」を可及的に抑制する根気強い努力が必要です。

本市の税収は、大部分(90%以上)が「個人市民税」と「固定資産税」「都市計画税」のため、税収を維持拡大するには、①若い家庭(生産年齢人口)の流入と定着を促し、②輝く宝塚ブランドを取り戻して地価の下落を防ぐ必要があります。

同時に、③今後過剰となる公共施設の統廃合や職員給与の制度改革、民間活力の導入や過剰医療の是正などで歳出を抑制。④「選ばれるまち」を目指して、子育てしやすく高齢者や弱者が孤立しない、あたたかいまちづくりに取り組む必要があります。

さて、人口減少・少子高齢化の中で「個人市民税」「固定資産税」の伸びが鈍る反面、現在本市税収のわずか3%にすぎない「法人税」は、簡単ではないものの、やり方次第では拡大する余地のある税収です。既存商工業の活性化はもちろんのこと、他市では市長自らの力強いトップセールスで中規模企業の誘致に成功している事例が数多くあります。本市トップも参考にすべきです。

なお、質問の「土地の無償提供」は土地取得にお金がかかるため現実的ではありませんが、誘致企業に数年間の法人税免除などであれば可能であると考えます。

哀悼の誠を捧ぐ

8月16日、宝塚聖天(宝塚市宝梅3丁目)の戦没者慰霊堂「光明殿」にて、御英霊に哀悼の誠を捧げて参りました。

宝塚には川西航空機製作所(今の新明和工業)や訓練用地があったことで、昭和18年8月「海軍航空隊宝塚分遣隊」が設置され、20年3月には「宝塚海軍航空隊」となりました。

宝塚に集められたのは、第13期~16期甲種海軍飛行予科練習生(甲飛)。常時3500~4000人が訓練を受けていたそうです。

宝塚海軍航空隊は戦況悪化により昭和20年6月に解隊。設置期間は短かったのですが、ここで訓練を受けた予科訓練生(甲飛)からは特攻要員が各地に送られました。

特に第13期甲飛卒業生の多くは特攻機に乗ることすら叶わず、人間魚雷「回天」要員に回されたそうです。また、第16期訓練生たちは要塞構築に動員され、昭和20年8月2日、鳴門海峡で米機攻撃を受け82名が戦死しました。(※谷川氏のブログを参照)

「光明殿」に祀られているのは全国陸海空戦没者250万の御英霊ですが、中でもこの予科練(海軍飛行予科練習生)を顕彰・慰霊するために、この地に慰霊堂が建立されたのです。

御英霊の尊い犠牲の上に、私たちが享受する平和と繁栄があることを忘れず、戦争の惨禍を決して繰り返さない決意を新たにいたしました。

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8月初頭の活動(里山・LGBT・議会改革)

【8月3日(水)】 「国民健康保険運営協議会」へ出席。今期も委員になりました。

【8月4日(木)】 里山整備の実践事例と自然エネルギーの循環型活用モデル等を視察するため、今期の学生インターンと三田市酒井を訪問。数年前、私が一般質問した幼児の生きる力を引き出す「森の幼稚園」の屋外フィールドも見ましたが、確かに野外で育てた幼児は心身ともに逞しく成長するだろうなと感じました。「森の幼稚園」はデンマークで始まった取り組みですが、日本でも相当広がっています。勉強は全く教えないのに、多くの卒園生が難関小学校へ進学するので保護者の関心も高いとのこと。

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【8月6日(土)・7日(日)】 松山市で開催されたLGBTの愛媛大会に登壇。不適切発言からの一年を振り返りました。発言に至った理由を自分なりに掘り下げて丁寧に説明するとともに、一般質問の幹となる主張(議会での議論を飛ばして成立した「同性婚を目標としたパートナー証明制度」に対する非民主主義的プロセスへの疑問)は当時から一貫していること等にも触れさせていただきました。「受けた非難」はもちろん、繁内先生との勉強や体験を通しての「気づき」や「その後の取り組み」「成果」「理解増進を先行させる意義」などもしっかりと説明できたと思います。大会主催者の愛媛レインボープライド代表・エディさんには心から感謝申し上げます。

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【8月10日(水)】 「広報広聴委員会」の後、「議員・市幹部職員研修会」(山梨学院大学法学部・江藤俊昭教授による議会改革に関する講義)に出席。江藤先生の「行政改革は効率性の追求であり削減が重要だが、議会改革は地域民主主義の実現が目的のため、(市民の代表である)議員になりやすい環境を整えることが重要。それゆえ報酬削減・定数削減は必然ではない」という趣旨の話は驚きました。自分なりに考えを整理して深考したいと思います。