議員辞職のご報告 ~ 感謝と御礼

各位

私儀、5月8日、市議会議長に議員辞職願いを提出し、受理されましたので、謹んでご報告申し上げます。先ずもちまして、今まで私を支え励まして下さった皆様方に心からの感謝と御礼を申し上げます。任期を一年残しての辞任については、ご信任くださった皆様に大変申し訳なく、無責任の誹りを免れるものではないと心得ておりますが、およそ半年間悩みぬいた末の決断ですので、何卒、ご理解とご容赦を賜りますようお願い申し上げます。

この二期7年間を振り返りますと、一期目は議員報酬削減の実現、慰安婦意見書の事実上の撤回などに汗を流し結果を残せたと自負しております。二期目はLGBT関連の失言から人権や福祉の問題に目を向けるようになり、発達障害施策の提言などに取り組んで参りました。反面、懸案だった文化芸術施設建設計画の見直しを実現できなかったことなど、一市議会議員の限界と無力感を強く感じております。

この度の議員辞職の理由は以下の通りです。LGBT関連の失言を切っ掛けに、二年前、自民党政務調査会性的指向・性自認に関する特命委員会にオブザーバー参加させていただいて以来、自分の声が直接国政に反映されていくダイナミズムに触れ、日本におけるLGBT理解増進の1ページを紡ぐ瞬間に立ち会えることに喜びを感じ、やりがいをもって取り組んで参りました。

しかしながら、未だ自民党内でのLGBTへの理解は十分に進まず、理解増進法の実現は難航しています。このような状況において、自分自身が主体となって力を尽くしたい、たとえ間接的な立場ではあっても、国全体の問題に取り組みたいと強く思うに至りました。

私は現在47歳。新たな挑戦をする最後の機会だと思い極めております。決断にあたっては近しい後援者の皆様と相談を重ね、心強い賛同を得ております。未だご報告できていない支援者の皆様には、これから丁寧に報告し、理解を求めて参ります。

現在、宝塚市議会の自民党議員団は小職大河内が抜けると2人になるため、会派の増員や統一地方選挙での自民党候補の応援など、できる限りの協力と支援をして参る所存です。引き続き自民党議員団へご声援をお願い申し上げます。

縷々書き連ねましたが、私の故郷は宝塚しかありません。今後の業務を通じて各方面とのパイプを太くし、故郷に対して市議会議員の時よりも多くの貢献をいたしたく思います。二期7年間、本当にありがとうございました。今後とも倍旧のご交誼を賜り、叱咤激励いただきたく、心よりお願い申し上げます。

平成三十年五月八日 大河内茂太 拝

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