真の保守主義とは

稲田朋美は「伝統と創造」を掲げて政治活動を行なっています。
本来、保守主義は多様性や改革に寛容な思想です。自分が間違っているかもしれないという謙虚な気持ちから伝統を重んじると同時に、多様性や漸次的な改革にも肯定的なのです。ここが自分の知性を信じ切る高慢な革新主義者との大きな違い。
いつの時代も変えるべきではないもの(私個人的にはそれは男系の皇位継承だと思っている)と、漸次的に改革しても良いものがある。
yama
さて、稲田は最近、LGBTや夫婦別姓について肯定的な発言を続けており、保守界隈からは非難轟々なのですが、ちょっと待ってもらいたい。男色が普通のことだった戦国時代や江戸時代に家族の形は壊れたのですか?それは共産党の陰謀だったのですか?
明治になるまで庶民は姓を名乗れず、武家は夫婦別姓でしたし、つい最近まで事実上の一夫多妻が普通でしたが、家族は崩壊していたのでしょうか?
なお、稲田が提唱する婚前氏続称制度はファミリーネームはあくまで一つで子供もそれを名乗り継承する制度です。
絶対に死守すべき「伝統」と漸次的に改革しても良い「創造」を分けましょう。
稲田は「伝統」を死守し、多様性に寛容な真の保守主義者です。