宝塚市国民健康保険運営協議会に出席

宝塚市国民健康保険運営協議会に出席。本市の国保会計は長年にわたる保険税据え置きのために累積赤字が今年度で17億円に達しています。年々加速度的に累積赤字が増加しており、来年度予測は21.8億円、平成29年は28.1億円となっています。

このままのペースでは平成30年の県への会計移行時には累積赤字は35億円に達する見込みで、それを清算するため、半分は保険税の増税、半分は一般会計からの繰り入れが予定されています(現在も一般会計から年間20億円以上の繰り入れがおこなわれています)。

阪神間の各市で累積赤字があるのは本市と三木市だけ。その三木市も赤字額は1億円にすぎません。本市だけが飛び抜けて累積赤字が多い理由は、主に共産党などが税率の見直しに反対してきたからです。一見市民にとって有難い税の据え置きも、結局は累積赤字となって市税収入等の一般会計から繰り入れられることになるのです。ようやく今年度、保険税率が見直されましたが、ここまで赤字が拡大する前に見直すべきだったのではないでしょうか。

その他、本市は保険税の収納率も他市に比べて低く、現在策定中の第五次総合計画(後期計画)において、収納率の目標値(案)を前期計画のまま据え置いたことに対して、より高い目標値を設定し、達成に向けて努力すべきだと質疑いたしました。

ジェネリック医薬品の普及による支出の削減なども継続して取り組むべき課題と認識しております。