子ども発達支援センター訪問のご報告①

教育委員会への訪問の後、保護者の皆様と共に子ども発達支援センターを訪問しましたので、質問及び要望を報告します。12月議会での私からの一般質問以降の動きも知りたかったので、有意義な訪問になったと思います。以下、保護者代表の方のブログから転載させていただきます。

【子ども発達支援センター】※こちらでは主に就学前までの相談支援、計画相談(サービス等利用計画)等をしていて、1歳半検診や3歳半検診で発達が気になるお子さんが市から紹介されて、最初に行く施設。 ※これまでに交流会等で、多くの不満の声が上がっているので、教育委員会とは違う形式で申入れの文書を作成しています。 申入れ文書に回答を挟み込む形でまとめています。(口頭での回答を書き起こしています)

① 相談支援員の人員増加と専門性の向上のお願い

Q1  相談員はワーカーとしての役割を果たせないほど多忙になっている。改善の見込みはあるのか。

→ 平成27年度から相談支援員を1名から2名に増員した。補助員は現在4~5名で全員保育士資格あり。

Q2  特に幼児期に限っては、相談窓口が限定的でさらに長い期間待たなければいけない。利用者負担や選択の自由の面から言っても妥当であるとは言えない。

→ 現在9か所指定事業所があり、選択可能。新規の方については、できるだけ待ち時間を短くし、1か月以内には相談に繋げている。更新時には確かに待ち時間がある。

(保護者からの意見)しかし、現状は市内ほとんどのお子さんの計画相談をしている。実働はここともう一か所で、そこは半年待つという事もあると、担当者が話していた。看板を掲げていても実際には計画相談をしていな所もある。ここを選択せざるを得ない実態を把握していない。

Q3 相談員は支援者と当事者をつなぐハブでならなければならない。そもそも、そのことを理解している保護者が少ないのは説明不足である上に、行政の書面作り代行と療育施設にのみの連携である。学校、医療関係者もつなげなければ支援者をつなぐワーカーとしての役割を果たせておらず、結局当事者家族の負担は減らない。厳しい言い方をするが、これは怠慢であり機能不全であると言える。早急に改善していただきたい。

→ 通所してくる子どもや日々の業務で忙しくて手一杯。必要がある子は学校と連携をしている。

(保護者から意見) それでは、計画相談は忙しいという理由で、やらなければいけない事もできないということか。行政の書面作成代行と療育の事業所と母親からの聞き取りだけで、本人中心の包括的な支援計画が立てられるのか。週に1回か2回の療育施設より、園や学校の方が、より密接に子どもと関わっているにも関わらず、連携がなければ片手落ちである。

→(書ききれないほどの、忙しさについての説明があり、それに対して意見をし、ようやく)やっていきます。

Q3’忙しいということであれば、宝塚市にはない支援についてまとめたリーフレットを作りませんか?西宮市には(エントリー用の)リーフレットがあるので、説明する側も簡単に案内できるし、利用者も必要な時に気軽に開いて確認できる。左が宝塚の児童デイ等一覧、右が西宮の支援サービスで、手続き方法等を一冊にまとめた冊子※現在の宝塚市では、それぞれの情報が担当課に散らばっている上に、公開されている情報もHP上のかなりわかりにくい場所にある。また、療育手帳取得や療育等受給者証についての案内もわら半紙1枚で、こちらも非常にわかりにくい。

→(西宮の冊子を見ながら)このページは担当が障害福祉課やから…こんな立派なの作ったら、事業所に変更があった場合は…、これは発達支援センターではできない。

(保護者からの意見)西宮のこども部会が出しておられるのですから、宝塚でも同じようにこども部会で提案してみることはできるのではないですか?障がい福祉課が担当ならば、その部署と連携してください。全部をここでしてくれと無理なお願いをしているわけではない。これがあれば、職員の方も説明が簡単になる、という話でもあるんですよ。

→(非常に渋々)どこまでできるかはわかりませんけど、提案はしてみます。できるとはお約束できませんけど。

Q4 支援の質を向上させるための研修会や近隣自治体合同勉強会などに積極的に参加しているのか?

→ 宝塚市主催で年6回職員向け研修会を開いて近隣市からも参加者が集まっている。

(保護者からの意見) それはわかりました。こちらから出かけて行っていますか?

→ 情報がないのでわからない。

(保護者からの意見)阪神間の意見交換会では宝塚市だけ出席していないという話をよく耳にしますので、情報を取りに行って、近隣自治体の良いところや取り入れたり、情報交換してください。