「強い家族」と「共同体の再生」

2月23日(月)は地元自治会の役員会でした。1ヵ月ほど前に宝塚歌劇観劇会と防災訓練を終えたばかり。今回の議題は地域で支援を求めている方々への「見守り」体制の構築です。

「官」でも「私」でもない「公」の分野の充実が最近の大きな流れになっています。戦後の個人主義・脱家族化の影響で、大家族や隣近所の助け合いが消えかけていましたが、ようやくその大切さに気付いて回帰の動きが出てきています。

このようないわゆる「強い家族」(デイビッド・レアー)や「共同体の再生」は、少子化を食い止める役割も果たし、介護問題等の解決の糸口にもなるため、私は地方自治における最重要課題の一つだと考えています。

ただ、個人の意思が尊重され、多様化が進んだ現代にあって、愛情で結ばれた協同体としての家族の再生が、いわゆる典型的な旧来の家族だけを意味するのかについては、今後深く考究すべき課題だと認識しています。